机に穴を開けずに配線を整理する前に確認したいこと
狭いデスクの配線や電源タップを、机に穴を開けたりネジを打ち込んだりせずに整理したいとき、最初にやることは商品選びではなく、自分の机を測ることです。後付けの収納グッズは、机の形や寸法に合わなければ取り付けられない場合があります。
この記事は、買う前に机のどこを・どう測るかをまとめたチェックリストです。メジャー(あれば金属製のスケール)と、測った値を書き留めるメモを用意してから読み進めてください。
この記事で扱う方法・扱わない方法
- 扱う方法: 天板を挟んで固定する「クランプ式」(クランプ自身の締め付けネジで挟むものを含む)、机の上や下に「置くだけ」のもの、面に「貼り付ける」もの
- 扱わない方法: 机そのものを加工する方法(机の天板や脚に穴を開ける、机にネジを直接打ち込んで固定する、机に穴を開けてボルトを通して固定する)
クランプ式の製品は、クランプ自身の締め付けネジ(ハンドルやボルト状のつまみ)を回して天板を挟むものが多くあります。この方式は机に穴を開けたりネジを打ち込んだりしないため、この記事で「扱う方法」に含めています。一方で、クランプ式として販売されている製品の中には、別の取付方法として「天板にネジを打ち込む」「天板に穴を開けてボルトを通す」手順をあわせて記載しているものがあります。商品ページで、自分が使う予定の取付方法について、机への穴あけやネジの打ち込みが必要かどうかを確認してください。記載から判断できない場合は、机を加工せずに付けられるものと決めつけず、販売元に確認してから選んでください。
測る前に: 単位をそろえる
- 長さは mm(ミリメートル)で記録します。0.5mm 単位などの端数も切り捨てずに書き留めます。
- 10mm = 1cm です。たとえば 32mm を「約3cm」と丸めると、「30mm以下」という条件に合っているように見えてしまいます。条件の境目に近い値は丸めないでください。
- コンセントまでの距離やケーブルの長さなど長いものは、mm を基本に cm を併記すると読みやすくなります(例: 1,500mm(150cm))。商品ページに m で書かれている場合は、1m = 1,000mm で換算します。
- 重さは g(グラム)で記録します。耐荷重が kg で書かれている場合は、1kg = 1,000g で換算して比べます。
1. 天板の厚さ
商品ページや取扱説明書で、取り付け可能な天板の厚さを確認します。記載がない場合は販売元に確認してください。取り付け可能な厚さから外れると挟めなかったり、固定が安定しなかったりする場合があります。縁だけが薄く加工された天板もあるため、カタログに書かれた「天板厚」ではなく、挟む位置で実際に測った値を使います。ガラスの天板や中が空洞の天板は締め付けに向かない場合があるので、商品ページで対応する天板の素材を確認します。
2. クランプが付く場所
クランプは平らな面を上下から挟む構造のものが多いため、縁が丸い机や段差のある机では固定が不安定になる場合があります。モニターアームなど、すでに付けているものが場所を取っていないかもあわせて確認します。
3. 脚・幕板・引き出しとの干渉
天板の表側だけを見て決めると、裏側の補強材に当たって取り付けられないことがあります。縁から障害物までの距離を測っておくと、製品のクランプの奥行と比べられます。
4. 収納したい物の寸法
収納したい物と比べるのは、収納グッズの内寸です。外寸しか書かれていない場合は、寸法だけでは入るかどうか判断できないため、販売元に確認します。ACアダプターは厚みがあるものが多く、ケーブルの束はまとめ方で大きさが変わるため、実物を並べて測ると、大きさを確かめやすくなります。
5. 配線の長さの余裕
ケーブルをまとめ直すと経路が遠回りになり、今まで届いていた長さで足りなくなる場合があります。
6. コンセント・電源の位置
電源の位置によって、電源タップをどこに固定するかが決まります。プラグの形によっては、壁や家具の近くでは差し込めない場合があります。
7. 重さと耐荷重
8. 取り付けた後の動き
9. 測った値の記録
| 項目 | 単位 | 測った値 | メモ |
|---|---|---|---|
| 天板の厚さ(手前の縁) | mm | ||
| 天板の厚さ(中央寄り) | mm | ||
| 側面の板の厚さ(側面に取り付ける場合) | mm | ||
| 挟める平らな面の長さ(縁) | mm | ||
| 挟める平らな面の長さ(側面に取り付ける場合) | mm | ||
| 縁から裏側の障害物までの距離 | mm | ||
| 収納したい物の幅 | mm | 物ごとに1行 | |
| 収納したい物の奥行 | mm | 物ごとに1行 | |
| 収納したい物の高さ | mm | 物ごとに1行 | |
| 電源タップのプラグを差した状態の高さ | mm | ||
| 収納したい物の重さの合計 | g | 耐荷重が kg 表記なら 1kg = 1,000g | |
| 必要なケーブルの長さ | mm | cm も併記 | |
| コンセントまでの距離 | mm | cm も併記 |
方式ごとに変わる確認ポイント(一般的な説明)
- クランプ式: 天板の厚さ、挟める平らな面、裏側の障害物、締め付け跡が中心になります。使う予定の取付方法で、机に穴を開けたりネジを打ち込んだりする必要がないかも確認します。
- 置くだけ: 机の上や下に必要な設置面積と、置いた後に作業スペースや足元の空間が残るかが中心になります。
- 貼り付け式: 貼る面の素材(塗装・化粧板・ガラスなど)と、剥がすときに跡が残ったり表面が傷んだりする可能性の確認が中心になります。賃貸や支給品の机では、貼ってよいか事前に確認してください。
いずれも製品ごとに条件が異なるため、ここでの説明は一般的な目安です。
商品の紹介について
この記事では個別の商品は紹介せず、購入前の確認事項に絞っています。商品を紹介する場合は、配線や電源タップの収納に使えること、机に穴を開けたりネジを打ち込んだりせずに取り付けられること、対応する天板の厚さ、内寸、耐荷重を、商品ページなどの出典で確認できたものに限ります。
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